●私の英語力
私は、中高と英語の成績が悪く、苦手意識や嫌悪感を持っていました。中高のテストで○をまともにもらったのは単語の問題ぐらいで、部分点の△だらけの答案用紙でした。
構文や文法を使うことをあきらめ、多くの人が1つの文章で作る英作文を、3つ位の簡単な文章を並べて作り、長文読解は知っている単語からの推理で訳し、はなから部分点狙いでした。友達からは「国語力で乗り切る英語」と言われていました。

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じつは、私は第一週でいきなりへこんでしまいました。もともと英語力が低かったので仕方なかったのですが、初日は、超スロー音声にもついていくことができませんでした。30分間練習しながら、本当にこんなレベルの私にも、身につくのか不安でした。
3日目には、なんとか付いて行くことができるようになっていました。しかし、本当に英語が身に付いているのだろうかという不安と、1週間かけて、たった10会話(20文)程度覚えたところでどうなるのだろう?という疑問がわき、モチベーションがゆらぎました。きっと英語ができる人や現役の学生さんは1日で覚える量だろうな・・・などと考えていました。
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ところが4日目になると、昨日まで全くと言っていいほど覚えられなかった英文が、突然日本語のあとに口をついて出てきたのです。英語がまったくできなかった私にとって、これは驚きの体験でした。このとき、英作文するのと、定着した英語を使うのはまったく違うんだ、とはじめて実感しました。自分は、いつもここまで来る手前で勉強を終了してしまっていたのだと思いました。
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4日目の気づきで勉強にはずみがつき、いよいよ土曜日に10セットのマイクロ会話全部について、瞬間通訳テストを試してみることにしました。どんなひどい結果になるだろうとドキドキしましたが、実際にやってみると、自分が想像していた以上に英文がスラスラと出てきて、たいへん驚きました。瞬間通訳ができるようになると、つぎの会話練習も頑張ろうと思えるようになりました。

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一週目の結果に気をよくした私は、意気ようようと2週目に入って行きました。
ところが、3日目になっても超スロー音声にもついていけない文章が出てきました。4日目になってもポーズの時間に何度繰り返そうとしても間に合わず、気持ち的にパニックになり、それ以降の英文が全然頭に入らなくなってしまいました。
そして、だんだんと学習が苦痛になっていきました。結局、2週目は大した成果もなく、瞬間通訳テストでもできない文がたくさん残りました。

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週が明けても気の重い私でしたが、基本にもどってマニュアルをもう一度よく読み返してみました。すると、Q&Aに「うまく覚えることのできないときにはスラッシュで切ってみる」というアドバイスが目に飛び込んできました。これだ!と思った私は、さっそく実行しました。すると、これまでの苦痛がウソのように消え、じつは記憶できないのではなく、言い慣れない言葉が、早口言葉のように、つかえていただけだとわかりました。
これで「自分のやりやすいように勉強する」という感覚をつかみ、ポーズの間に口に出して言えない文章は、「一時停止」をかけて、自分のペースで練習することしました。すると、それまで自分が言い終わる前に次の文章が始まってしまい、気持ちが焦って、残りの部分までボロボロになっていたのが、落ち着いてできるようになり、他のつかえていたところまで上手くできるようになりました。
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ところで、超スロー音声について、この週に本当に驚いた点がありました。それは、復習の週だったのですが、毎週毎週いっぱいいっぱいだったので、1週目の分はきれいサッパリと忘れているだろうと思っていたのに、予想外に1週目の英文がほとんど記憶されていたということです。これですっかり気分が変わり、「自分にもできるかも?」と思うことができました。

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第4週にはいって、自宅で一人でCDを聞きながら発音していたところ、弟に、「CDの発音と全然違う」と言われました。私は、一生懸命真似して、できているつもりだったので、かなりショックでした。何が違うのか、どこを直せばいいのかもわかりませんでした。でも、よく考えたら、これまで私には、声に出して発音を練習した経験がほとんどありませんでした。そのために、マニュアルに書いてある「音声の通りに素直に真似して下さい」という、とても当たり前のアドバイスの意味がわかっていなかったのです。
真似をするといっても発音はなかなか難しく、こんな私が真似できるのはなんだろう?と考えたところ、音程だと気づきました。そこで、まず音声のとおりに音程を合わせてリピートし、テキストを見ないで言えるようにし、つぎにスローもそうでない文章もCDの音声に自分の音声をかぶせて発音してみました。すると音程がずれているところや、リズムがずれているところがはっきりわかり、英語らしく発音するという感覚がつかめました。また、発音するときにも、とても口に出して言いやすくなりました。 弟も、「ネイティブ感覚になっているじゃない」と冷やかし半分にほめてくれて、とてもうれしかったです。

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弟にもほめられ、瞬間通訳できる文章がいくつかできて、楽しくレッスンしていましたが、40セットの瞬間通訳の復習と会話練習をすると、毎回いくつかの文章でつまってしまいました。同じところを間違えるだけではなく、前回覚えていた文章を忘れたり思い出したり、違う文章を忘れたり思い出したり・・・でも、マニュアルに「自分が快適なペースで」、「必ずできるようになります」というアドバイスがありましたので、根が単純な私は、心のどこかで「きっとできるようになる」と思っていました。へこんだり、舞いあがったり、またへこんだりと、大変でしたが、最後のこの週は、バーチャル会話テストをきれいに(とはいっても完璧ではなかったですが)こなすことができ、「話せている!」と実感できました。
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そんなある日、一人でレストランに行ったときのことです。 空いてる席が大テーブルの外国人のグループの横しかなかったので、どうしようかと思ったのですが、そう思ったつぎの瞬間、“Can I sit here?”(この座席は空いてますか?)と口をついて言葉が出てきました。英作文をしている意識もなく、これで合っているかなと考えることもなく、スラリと自然に英語を口にしている自分に本当に驚きました。
私の中では、”Sure.”か”No, it’s taken.”のどちらかの回答しかなかったのですが、ドンピシャで、”Sure.”が返ってきた時には2度驚きました。ところがそのあと、私が英語を普通に話せると思ったのか、そのグループの方々に、よってたかって話しかけられ、冷や汗ものでした。でも、日本語で思った瞬間にすぐ英文を口にできた自分に我ながら仰天し、本当に嬉しさでいっぱいでした。
「英語の回路」とか「英語で考える」という言葉をよく耳にしていましたので、実際に録音の順序が日→英になっているのを聴いて、どうなのかな?と半信半疑でしたが、実践の場で言いたいことがスラリと英語で口から出たとき、その意図がよくわかりました。学習が終了した今でも、日本語で話すたびに頭の中に、英文が浮かんでくるものがいくつもあることには驚いています。
この教材には文法の解説が一切ありませんので、本当に不安でしたが、日本語と英語を結びつけてトレーニングしていると、ひとつひとつのキーとなる英文をしっかりと覚えると、その一部分を変えるだけで応用できるようになることに気づきました。
(1)情景を思い浮かべながら会話する
偶然にも英語を話す機会があったので感じたのですが、情景を思い浮かべながら練習することが大切だと思います。日本語で情景を浮かべながら、英語を覚えていったのが非常に良かったと思います。
(2)できてない?大丈夫
6週間ずっと、瞬間通訳テストでは、いつも言えない文があったのに、こんなに深く記憶されていることに驚いています。スムーズに出てこない文章は、考え込まずに、すぐにテキストを見て確認し、インプット練習を中心に、気を楽にして続けることが大切だと思います。
(3)継続について
今日はまだレッスンをしていない。でも突然の飲み会。しかたないと、酔っ払って帰ってきて、30分のレッスン。本当にできているのか怪しい日もありました。また、酔っていない方がよいだろうと1日あけたこともありました。でも、主観的ではありますが、比較してみると、酔っ払っていても、少しでもレッスンした方が、次のレッスン時に違和感がありませんでした。





